生徒を入学式に出席させなかった千葉県立高校


 千葉県では条例で、入学金と授業料を入学式当日に持参することになっていて、入学金などを納めていない生徒は入学式に出席させないという条例があるそうです。入学式当日、未納だった生徒2人が式に出席できなかったそうである。
 校長は、条例に基づいた措置であり、当然のように話していた。テレビでも、ワイドショーが取り上げていた。ある番組は、授業料未納の府県別状況をこの件に関連させて取り上げていた。昨今の給食費未納やモンスターピアレンツと同列で扱おうとしているようである。コメンテーターの意見はいくつかに分かれていた。ほとんどの論調は、条例があるから仕方がないが、もう少し配慮ができなかったのか、というものだった。しかし、あるコメンテーターは、”当然の処置だ。このような事を大目に見ていては付け上がるばかりだ。”というようなことを言っていた。それに対して、他の出演者は、批判することなく、うなずいていた。また、あるコメンテーターは、”何のための公立高校なのか。あらゆる子どもの教育を保障するために公立学校があるのではないか。”そのことが問われている今回の問題だ”と言っていた。同席していたコメンテーターは、厳罰主義の横行の点から危惧を訴えていた。
 この問題は、先のコメンテーターも言っているように、公立学校とは何か、公教育とは何か、憲法の保障する教育権とはどういうものかを根本的に問うている問題なのだと、私は思います。このことがなおざりにされている状況の結果が今回の措置である。