スクールタイム 2005.4.20


小学4年生の男の子A君の話です。
昨年の12月のことでした。A君は、お父さん、お母さんといっしょに広島へ出かけました。
昼食をとるために、山陽自動車道のサービスエリアに着いたときのことでした。
A君は、車から降りるのを渋ります。
お父さんは、「ご馳走を食べよう。」と誘います。でも、A君は、「お腹なんか空いてない。」と応じません。
お母さんは、傍でじっと様子を見守っています。
A君の様子から、ようやくお父さんが気づきました。お母さんを見ると、ウン、と頷いています。
お母さんにははじめからA君の気持ちが分かっていたのでした。
その日は、12月17日。金曜日でした。
実は、この広島への旅は、お父さんがわざと平日に計画したのでした。
地元の亀岡でなければ、学校のある平日でも、周囲を気にせずに行動できるだろうと。
A君にとっては、日本国中どこへ行っても、平日は学校のある日なのです。
学校のある日は、放課になるまでは、家から出てはいけないのです。
お父さんは、遠く離れた広島でなら、平日でも、自由に行動できるだろうと思っていたのでした。
でも、それは大きな勘違いでした。

学校のある時間をスクールタイムと言うそうです。
学校が子どもの生活や心理にまで大きな影響を及ぼしているのが分かります。
本来、学校は子どもの学習権を保障するための施設のはずなのですが。