給食あれこれ 5.22
子どもたちの多くは、給食が大好きです。
毎朝、献立表を確かめて行く子もいるほどです。
学校での時間の中で、給食が一番楽しいという子もいます。
でも、みんながみんなそうではありません。
給食が嫌いという子もいます。食が進まない子もいます。
食べることは、生理的な欲求に基づくことですから、
いわば給食指導ほど難しいものはないかもしれません。
指導のあり方に子ども観が如実に表れるのも給食指導です。
最近、見聞きした給食指導の様子を紹介します。
先生によって指導のあり方は、いろいろです。
デザートのつく日は、子どもたちの楽しみもひとしおです。
A君は、あまり食の進まない子です。
早く食べたいなと、デザートにばかり目が行きます。
食べ切らすことを、大事に指導しているA君の先生は、そんなA君を見て、
「デザートは、一番最後よ。」「食べ終わるまで、預かっておくね。」と言って、デザートを取り上げました。
A君は、給食時間が終わっても、食べきることができませんでした。
パンやおかずを残すことになりました。
先生は、「だったら、デザートも残菜ね。」と言って、デザートも残菜の食管の中に入れました。
B君も、食の細い子です。
B君は、給食のパンやおかずを前にしながら、沈んだ顔をしています。
それに気がついたB君の担任の先生は、B君に声をかけました。
「今日のデザート、おいしそうだね。デザートも食べられるように、おかずを少し減らしてあげるね。」
B君の表情が明るくなりました。
B君は、最後のデザートまで食べきることができました。