見守るってむずかしいですね    2005.8.29


 見守るってとてもむずかしいことですね。私たちも、いつも悩んでいました。でも、わが子に、こうしたら、ああしたらと、いろいろ思っても、いろいろやってみても、それは、親の思いであって、娘には通じませんでした。
 
 ただ、他の子どもたちなら、学校の時間割や行事に合わせて行動したり考えたりして、一日を過ごすけれど、わが子は、一日をほとんど一人で過ごします。いわば、自分一人で一日を組み立てているのだと思えば、一日をどう過ごしているのか、見てやろうと思いました。
 
 すると、案外、子どもなりにいろいろ考え工夫していることに気づきました。だらだらしたり、わがまま言ったり、昼夜逆転の生活になったりして、ひやひやものでしたが、そんな中の小さな変化を見つけることが、いつか楽しみにもなりました。
 
 時には、小言を言うことがありました。あるとき、わが子が、機嫌を悪くして部屋に閉じこもった時、私が部屋をノックすると、プリントアウトされた詩を束にして渡されたことがありました。そこには、日常の苦悩が詩に表してありました。普段決して口にすることのなかった苦しみや悲しみが書かれていました。
 
 それを読んで、涙が流れました。娘が中学2年生の時でした。不登校になって4年目の頃でした。娘のことを理解しているつもりでしたが、そうでないことに気づかされると共に、この子を信じようと思いました。
 
 私は、それまで、自分のことを理解のある良いお父さんだと思っていましたが、そうでないことが分かりました。

 
 子どものすることには無意味なことはひとつもないように思われてなりません。わがままにも、だらだらすることにも、きっと意味があり、成長への糧なのだろうと思います。そんな子どもにゆっくりと付き合うのも、また、いいのかもしれません