K君が教えてくれたこと
2007.4月
この春、K君は中学校を卒業して、働き始めました。
高校へ進学するか、働くか、考えた末に、働くことを選びました。
高校へ進学することを諦めたわけではありません。
「お母さんに、負担をかけられへん。」
「働いて、お金を貯めて、行こうと思う。」
と、K君は話してくれました。
15才には、重い、自立への決断です。
K君と初めて会ったのは、昨年の7月、一学期が終わろうとしていた頃です。
「勉強がしたい。」
「どうして?」
「勉強ができるようになって、卒業したい。」
”勉強がわかりたい。勉強がしたい。”
K君の欲求、要求(views)です。
はじめ、問題に向かうと、”わからん、わからん。”と言っていたK君ですが、
問題を解いたあとには、笑みが見られるようになりました。
数ヶ月経った頃には、多少困難な問題も、自力で解けるようになっていました。
遊びたくても、私との勉強は休みませんでした。
疲れていても、眠くても、問題に向かいました。
その姿は、まさに、自らの尊厳を守ろうとするかのようでした。