T君のこと   2006.6.30  




T君は、中学2年生。小学校の時から教室には入りにくくて、中学1年の2学期から、不登校になりました。その頃から、T君と、週1回、一緒に勉強しています。

 T君が、久々に学校に行きました。校内陸上の成績がよくて、陸上競技会に参加することになり、練習のために、学校へしばらく登校しました。その折に、授業にも出たそうです。英語は、習熟度別授業で、T君は基礎のコースを受けたそうです。その時のことを、T君は次のように話しました。

「この間、英語の授業に出てきた。一番基礎のコースに出たんやけど、さっぱりわからへんかった。情けの  
 うて、涙が出てきたんや。」

 その話し方と語気には、悔しさがにじみ出ていました。

 次の週から、私は、英語のプリントも用意をしていくことにしました。アルファベットからの学習です。T君は、黙々と学習します。

 わからないから諦めるのではなく、わからないから、基礎から始めてみようとする姿勢がT君にはあります。また一つ、学習課題を見つけたT君です。