僕を忘れないで
20006.1月
「先生らから、僕は、もう忘れられているのかな。」
このごろ、T君がよく口にする言葉です。
何度か、T君の先生と話し合いをしたことがあります。
T君の様子を伝え、T君の気持ちも伝えてきました。
T君は、先日、3学期になってはじめて学校へ行きました。
自分の意志で。
今、T君に必要なのは、先生からの働きかけですよ、と伝えました。
先生からは、近くの専門学校での体験学習の誘いがありました。
T君は、それにも参加することができました。
しかし、働きかけは、それだけだったようです。
T君にとって必要なのは、行事への誘いや、学校へ濃いと言う働きかけではなしに、
一人の生徒と担任の先生としてのかかわりなのです。
君のことを大事に思っているよ、という実感をT君が感じたとき、T君は新たな行動をとることでしょう。
そのためには、普段、先生がT君の顔を見て、一言、声かけをするだけでいいのです。
何も特別な取り組みは必要ないのです。
なぜ、そんなことがわかってもらえないのでしょうか。
T君は、何も特別なことを求めているのではないのです。
自分の存在を知って欲しいのです。
僕を忘れないでと言っているのです。