亀岡市「不登校ゼロ」宣言
『数値目標だけでは、不登校は減らない。』 −−子や親の心の声を聴いて−
亀岡市は、2004年度を『不登校ゼロ』と位置づけ、不登校の児童生徒を限りなくゼロにするという数値目標を設定しているそうです。
また、2003年度から04年度にかけて、文部科学省の『スクーリング・サポート・ネットワーク』作りの指定を受け、取り組みが進められているそうです。
その一環として『不登校への対応について』というマニュアルが作成されました。(その内容には、不登校の子や親の思いや声は反映されてはいませんが) 小中学校の先生たちの研修に使われるそうです。
しかし、不登校の子や親には、その意気込みが未だ伝わって来ていないのはどうしてでしょう。
不登校の子ども達の数は、2001年度の13万9千人をピークに、02年度、03年度と若干の減少傾向を見せていますが、それでも13万人近い不登校の子ども達がいます。亀岡でも昨年度は、小学生16人、中学生75人、計91人を数えました。今年度に入って、7月の時点で、小学生、11人、中学生45人。12月の時点では、小学生20人中学生65人に上っているそうです。
子ども応援センターでの相談活動や親の会での話し合いを通して明らかになってくる不登校の要因として、
1.いじめ
2.先生の暴力や威嚇的な姿勢
3.管理主義的な学級の雰囲気
などが上げられます。特に、いじめを起因とする不登校が増加の傾向を見せているように思われます。また、先生の言動によって子どもの自尊感情が傷つけられ、学校へ行く意欲をなくしてしまう例も見られます。
学校が、安心・安全の場であるとともに、子どもたちがいそいそと学校へ通えるよう、不登校を体験した子どもたちや親の声を聴きながら、先生たちの研修が進められ、学校のあり方を考えられることを望みます。
『学校が楽しかったら、学校へ行けるんや。』 これは、昨夏、和歌山で開かれた『不登校問題、全国の集い』での、小学校4年生の男の子の発言です。的を射た言葉ではないでしょうか。